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処方箋の有効期限切れに気をつけよう

体調がすぐれない中せっかく病院に行ったのに

「うっかり処方箋を持って帰ってきちゃった。」
「忙しくて薬局に持っていく時間がない。」
「処方箋の期限が切れたんだけどどうしたらいいの?」

そんなことはありませんか?
実は処方箋には有効期限があり、そのままでは医師が処方したお薬をもらえなくなるかもしれません。
今回はそんな方に向けて処方箋の有効期限について解説します。

処方箋には期限があります

意外と知っている人が少ないのですが、処方箋には有効期限があります。
発行日を含めて4日以内に調剤薬局で受付を済ませないと、その処方箋は効力をなくしてしまうのです。
うっかり有効期限が切れてしまった。。
なんてことになってしまったら、医師が処方してくれたお薬をもらえなくなってしまいます。

さらに注意したいのが、土日祝日も含めて4日以内を有効期限とする点です。
金曜日に処方箋をもらったら、週明けの月曜日までに薬局に持っていかないといけないのです。
週明けの月曜日が祝日で薬局が閉まっていたら、もうお薬を受け取ることができなくなってしまいます。

GWや年末年始など長期の休日でも関係ありません。仮に12月31日に処方箋を発行してもらった場合でも、1月3日までの期限となるのです。

処方箋の期限が切れた時の対処法

じゃあ処方箋の有効期限が切れたときにどうすればいいのか。
結論からいうと、処方してもらった医療機関へ行き相談するしかありません。

そのあとは医療機関によって対応が異なります。

  • 処方箋の再発行
  • 処方箋の有効期限延長

などで対応してくださるでしょう。

まれに有効期限の切れた処方箋を薬局へお持ちくださる方がいらっしゃいます。
残念なことに、薬局では有効期限が切れた処方箋を受け付けることができません。

昔は薬局から医療機関へ電話をして、有効期限の延長を交渉していたところもあるようです。
しかし今は認められておらず、有効期限切れの処方箋は処方元の医療機関に相談するしかないのです。

保険での処方をしている以上、有効期限内に薬を受け取り治療を開始することが前提となります。
処方箋の有効期限内に薬局に持っていき、お薬を受け取るよう工夫が必要です。

期限切れにならないような工夫を

処方箋が期限切れにならないようにできる工夫をいくつかご紹介いたします。

ご家族など代理の方に処方箋を預ける

本人じゃないとお薬を受け取れないと思われている方がいらっしゃいますが、ご家族の方や代理の方へもお渡しが可能です。
代理の方へ処方箋を預けていただき、代わりに薬局へお越しいただきます。
身分証明書をご提示いただく場合がございますので、ご協力お願いいたします。

あらかじめ医師に有効期限の延長を相談する

お仕事の都合などで、薬局にいけないことがわかっている場合もあるでしょう。
そんな時は医療機関を受診した際に、医師にその旨を相談しましょう。
処方箋の有効期限を、薬局にいける日程まで延長してもらえるはずです。

処方箋を発行してもらったらすぐに薬局へ預ける

処方箋を発行してもらったら、できるだけ早くかかりつけの薬局へ処方箋を預けましょう。
お忙しくて薬を待つ時間がないという方も、薬局で受付さえできれば大丈夫です。
処方箋だけ預けてしまい、時間のある日に(処方箋の有効期限内に)薬を受け取りに行きましょう。

お薬を用意する間の待ち時間も短縮できるので、忙しい方にはおすすめです。
ただし受け付けを済まされていても、処方箋の有効期限をすぎてしまうとお預かりした処方箋が失効となります。
処方箋が失効となるとお薬を受け取っていただけませんのでご注意ください。

処方箋ネット受付orFAXサービスを利用する

お薬の待ち時間が長く薬局へいけない方は、処方箋ネット受付やFAXサービスを利用するもの良いでしょう。
かかりつけの薬局へ先に処方の内容を知らせることで、お薬を用意する間の待ち時間や、お薬の不足を防ぐことができます。

ただしFAXやネット受付だけでは処方箋の受付にはなりません。
これらのサービスをご利用いただいていても、処方箋の原本を有効期限内にお持ちいただく必要はございます。

薬局での待ち時間削減のためにご利用ください。

まとめ

今回は処方箋の有効期限についてまとめてみました。
定期的に薬局を利用されている方でも、処方箋の有効期限についてはご存知ない方も多いです。
有効期限が切れると処方元の医療機関に直接問い合わせていただくしか対応策がありません。
処方箋は有効期限が切れる前に薬局で受付を済ませましょう。